『トランスジェンダーの時代』虎井まさ衛
内容(「MARC」データベースより)
幼い頃から性同一性障害に苦しみ、アメリカで性別適合手術を受けて「自分本来の性」を獲得した著者が、社会に向けて同障害を抱える人たちへの理解と支援を訴える。2000年刊の新装版。
トランスジェンダーやトランスセクシャル、性同一性障害とも訳される事象において、我が国では欧米ほど法律的にも医学的にも受け皿が整っておらず、なにより社会一般の理解が未だに低いのが現状です。――この無関心は良いほうに働く場合もありますが。少なくともアメリカのように性転換者がそれだけでリンチ殺人されてしまうことはありませんよね?
心と身体の性が一致してないことでジレンマを抱える性同一性の問題ですが、詳しく見ていくと更に何種類かに分けられます。その中でも著者は性器の摘出まで含む身体手術を要望するトランスセクシャルに分類されます。幼い頃から自分の性別に疑問を持ち、テレビで見たカルーセル麻紀の存在で性転換手術の存在を知り、20代で渡米して望む身体を手に入れました。専門のミニコミ誌も発行し、この分野では我が国で最も活発な活動をしてる方ではないかと思います。
著作も『男の戸籍をください』や『女から男になったワタシ
』など多数。
ただ本書はそれらに比べると内容が散漫で初めて読むには適さないように思います。初めの一歩としては上記2作品、あとは別な方の著作になりますが『ダブルハッピネス』は読みやすいでしょう。
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