『航路』コニー・ウィリス
出版社 / 著者からの内容紹介
宮部みゆきさん絶賛!
心揺さぶるヒューマン・サスペンス!
認知心理学者のジョアンナは、デンヴァーの大病院にオフィスを持ち、朝はER、午後は小児科と、臨死体験者の聞き取り調査に奔走する日々。目的は、 NDE(臨死体験)の原因と働きを科学的に解明すること。一方、神経内科医のリチャードは、被験者の脳に臨死体験そっくりの幻覚を誘発する薬物を発見し、 擬似NDEを人為的に引き起こしてNDE中の脳の状態を記録するプロジェクトを立ち上げ、彼女に協力を求める。だが、実験にはトラブルが続出し、やがて被 験者が不足する事態に。こうなったら自分でやるしかない。ジョアンナはみずから死を体験しようと決意するが……
前から読もう、読もうと思ってた本。ようやく読めました。
臨死体験を扱った小説ですがヘタな宗教話に傾くことはなく、理知的に物語は進みます。基本SFですが後半に驚きも待っており、そこが「このミス」でも海外編17位に推された所以でしょう。因みに「SFが読みたい」では1位でした。
臨死体験という、ひょっとしたら人類永遠の謎になるかも知れない事柄を扱い、魅力的な人物を巧みに配しながら話を進める様は流石コニー・ウィルクス。これが気に入った人は『犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎』もどうぞ。
難点を挙げるとしたら第一部の冗長性。全体を三部構成で割ってる作品なんですが、二部、三部に比べると一部は動きが少なく、最後まで読めば面白くなると予備知識入れず臨むと挫折する人も少なくないのでは。
取り敢えず上巻は我慢ですね。
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