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2008年9月 2日 (火)

『おそれ』高橋克彦

【内容情報】(「BOOK」データベースより)

温泉宿で始めた怪談噺は、想像もしなかった結末を迎える…心の奥に湧いた恐怖を描く「おそれ」。バラバラ死体となった美少年の蝋人形に心を奪われたわたし は20年後に…「悪魔のトリル」。少年時代には、気づかなかった優しい叔母の本当の気持ちとは…「鬼女の夢」。多ジャンルで活躍する著者が奥深い文芸作品 に秘めたホラー12篇。

【目次】(「BOOK」データベースより)

おそれ/首継ぎ御寮/鬼追者/遠い記憶/猫屋敷/絞鬼/飛縁魔/白い炎/色々な世界/悪魔のトリル/鬼女の夢/緋い記憶


おそれ (ふしぎ文学館)

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書評/国内純文学

目次を見てピンときた人もいると思います。これ純粋な新作ではなく、過去に高橋さんが書いた怪談から幾つかをセレクトした、ベスト版っぽい内容です。

表題にもなってる巻頭作『おそれ』は前に別の作品集で読み、その結末の鮮やかさに舌を巻いた記憶があります。本人は「禁じてのような着地」と後書きに書いてますが、これだけ見事に決められたら何も言えません。

高橋さんの作品は内容もさることながらタイトルが秀逸で惹かれるんですよね。ここに並んだのも中身が気になる物ばかりじゃないですか?

今年は残暑厳しく酷秋になると気象庁の予報がありました。まだ続く暑い日を怖い話で涼しく乗り切ってみませんか。

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