『けだもののように』比古地朔弥
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■内容紹介■
強くて自由な“少女”という名の美しい獣の姿を圧倒的筆致で鮮烈に描く、同人誌で発表された伝説的名作、ついに単行本化!!
── 美しい顔とからだを持つ少女・ヨリ子。田舎の中学校に転校して来たヨリ子は、無口で無作法ながら艶かしい魅力で周囲を翻弄していく。吐き出される性の闇の 中で、密かに交錯せれる純粋な想い。誰にも囚われず、何からも束縛されない、けだもののような少女が生きたイノセントな季節――。
けだもののように (学園編) (Ohta comics)
posted with amazlet at 08.08.18
比古地 朔弥
太田出版
太田出版
おすすめ度の平均: 

東京編も読んでみたい。
同人界がメジャーを喰う東京から田舎の学校に転校してきた沢村ヨリ子。彼女は美しかったが無口で無表情。他人に馴染もうとせず常に自分のしたいようにする。何やら家庭の事情も複雑で誰も彼女が何者か本当の意味では知らない。
たまたま席が隣になった金子一太は世話をやくうち彼女に惹かれていく自分を感じる。
だが性に奔放な彼女はやりたいときにやり、相手は問わない。それが悪いという意識がそもそもないのだ。ヨリ子が放つ妖しい魅力に生徒ばかりか教師までも惑わされ、静かだった田舎町は俄に騒がしくなる。そんな騒動もどこ吹く風のヨリ子は相変わらずの態度を貫くのだった。
草食獣の中に一匹だけ肉食獣が混じったら。しかもそれがインモラルな魅力に満ちた雌だったら。
あとがきで作者が語ってるとおりストーリーの繰り方は強引な部分があります。ただ、この作品はそれを補って余りあるパワーと魅力を持ち、読者をグイグイ引きつけて放しません。みんな少しずつ傷付くラストでありながら最後は爽やかさも感じさせる。読後に不思議な余韻としか言えない物が残ります。
この作品には「東京編」という続きがありますが、こちらは未だ商業出版に至ってないので現状で入手は困難です。作者は完結を目指して未だに書き続けてるそうなので、いつかヨリ子がどこへ行き着くのか読んでみたい。
初めて読む作者でしたがこれ一作でファンになりました。
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