『小さな星の奇蹟』メアリ・ビギンズ クラーク
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内容(「BOOK」データベースより) 7年前の12月、ソンドラは生んだばかりの娘を教会に置去りにした。子は偶然この教会に忍び込んだ泥棒に、ベビーカーごと連れ出された。成功目前の新進ヴァイオリニストとしてNYに戻ったソンドラは、自責の念と娘に会いたい一心で、リハーサルにも身が入らない。―富くじで四千万ドルを当てた強運のアルヴァイラ夫婦が大活躍する、ハートウォーミングなクリスマス・サスペンス。
小さな星の奇蹟 (新潮文庫)
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メアリ・ビギンズ クラーク
新潮社
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コソ泥の男――レニーは成り行きから女が棄てた女児を拾い、自分の娘と偽って育てるようになる。
我が子を棄てた女――ソンドラはヴァイオリニストとして将来を嘱望されるようになる。
音楽家として成功間近のソンドラだが、その胸には今も置き去りにした娘が住んでいた。彼女はカーネギーホールでの公演のためニューヨークを訪れ、我が子の行方を案じ教会に足繁く通う。
レニーはステッリーナ(イタリア語でSTARの意)と娘に名付けるが、父性に目覚めて犯罪から足を洗うような真人間ではなかった。ステッリーナの世話を伯母に任せ自分は相変わらずの生活を送る。
ステッリーナが放課後に通う保育所は建物の老朽化から市に立ち退きを迫られていた。金持ちの未亡人ベッシー・ダーキンが死去したことから、妹ケイトの好意で一度はダーキン家を新たな保育所にする計画が持ち上がる。しかしベッシーの遺言状の中身は“現在ダーキン家の一部を間借りして住んでるベイカー夫妻に、自分の死後この家を譲る”というものだった。その遺言状でケイトとベイカー夫妻の立場は完全に入れ替わり、ケイトは家の一部と僅かな財産を相続するにとどまった。
この遺言状を怪しいと考えたのが保育所に勤めるシスター・コーデリアの義妹アルヴァイラ・ミーハンだ。彼女は名探偵ポワロを手本に灰色の脳細胞を活性化させ、胡散臭いペテン師夫婦の奸計を暴きに掛かる。と同時に。その過程で7年前に起こった女児置き去り、聖餐杯の盗難がアルヴァイラにもそれと気づかぬうちに絡み、最後は全てがひとつの線になって大団円へ突き進む。
場面の移り変わりや視点の受け渡しが慌ただしく目まぐるしいのでノベライズ本を読んでるような気分になる。だけど途中で本を閉じようとは思いませんでした。本当に不思議。クリスマス・シーズンを当て込んで出版された作品なので最後はハッピーエンドです。ご都合主義は百も承知。めでたい時期に気の滅入るような話なんて読みたくないでしょ?
小さな星の奇蹟とは女児ステッリーナの名前と、あとはクリスマス・ツリーの天辺に飾る星にも掛けてるんでしょうか。
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